塗装のこと ブログトップ
- | 次の10件

色っぽい木たち(その6)最終 [塗装のこと]

色っぽい木たち最終回です

何度の週末を彼らと過ごしたろうか・・・
初めて接する材料や、仕上げの困難な杢を扱って
やっとの思いで、待ちに待ったオイル仕上げにかかれる

0723-001.jpg

とは言っても、これから先まだまだ仕上がりまでは長い
仕事の合間のほんの少しの時間と、週末だけが頼りの作業
4回のオイル研ぎに最低でも二週間はかかる。。。

0723-029.jpg

最後のオイル研ぎを終えて、柔らかいウェスで拭きあげる瞬間
その満足感だけをよりどころに、思うに任せぬ作業に励む

0723-035.jpg

焼き判捺して恥ずかしくない姿にして、嫁ぐ用意・・・
な~んて自己満足の世界に浸ってる暇はないんだっけ
次の用意をしておかなくっちゃ~

0723-017.jpg

ウォールナット・焼けタモ・カバ・カリン・神代杉
と、新顔レースウッドもいってみようかな・・・

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

クリ他のマウスパッド仕上げ研ぎ [塗装のこと]

ケヤキ・クリの2種類の材料で、3種の染料・顔料仕上げを同時進行
番手替え、2回のオイル研ぎを終え、やっと仕上研ぎだぁ

0625-068.jpg

過去2回の研ぎ同様、器・刷毛・ウェス等、全て別々にスタンバイ
度重なる研ぎで、幾分当初の染料が落ち始めているものの
初めて染料で染めたマウスパッド君たちは
「茶」「紺」それぞれに、顔料クリアだけのとは違った面持ち

0625-074.jpg

おっと、、、色にばっかり気を取られちゃいけない
自分がもっとも大事にしているのは「風合い」だっけ
つるっとしっとり、触れるのが楽しくなるようにしなくっちゃ

0625-077.jpg

オイルで何度も研いであげたんで、みんな良い子に仕上がりましたぁ

0625-075.jpg

でもいくら風合いよく上がっても
画面じゃぁ触ってもらえないんだよね。。。
どうやってこの感触を画面で伝えたものか、、、誰か教えて~

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

初めての着色仕上(その1) [塗装のこと]

行きつけの塗料屋で頂いた染料を初めて、本格的に作品に使ってみた

以前、焼けタモの黒の補修として使ったが
作品の仕上の色として使用するのは初めて

今回使ってみたのは
>ビスマルクブラウンとダイレクトブラックでこげ茶
・・・クリ3枚・ケヤキ2枚

0621-022.jpg


>メチレンブルーとダイレクトブラックで濃紺
・・・クリ2枚

0621-026.jpg

本当はオーラミンも使って、真黄色なんかも作ってみたいけど
今回は無難なところで、茶と紺で我慢

4回のオイル研ぎを終わってみないと何とも言えないけど
とりあえずは、イメージどおりにあがりそうかな?

ただオイル研ぎの工程中で、染料の染みこんだ部分を研ぎ落として
木肌の地色が出てこないように気をつけないとね
使い込んで木肌が出てくる分には趣きあっていいけど
最初からムラがあったんじゃ恥ずかしくて見せられないもんね
慣れてる作業じゃないから気をつけようっと・・・

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

染料(その4) [塗装のこと]

染料の話(その1その2その3)の続きです

クリの木のマウスパッドが、沢山できそうなので
頂いた染料で染めてみる事にした

マウスパッドにはできない端材部分に
頂いた4色をいろいろに混ぜてテスト

0521-053.jpg

>メチレンブルー
>オーラミン
>ビスマルクブラウン
>ダイレクトブラック

たった4色だけど、無限に拡がるコラボレーション
ちょっとした混合比・水加減で、大きく変わっちゃう

んんん~、とりあえずマウスパッドに無難そうなのは
>明るい茶色
>チョコ色
>濃紺
>ブラック
・・・かな?

0521-054.jpg

度重なる、手抜きのないオイルフィニッシュで
仕上げ後は問題ないこと分かっているんで
思い切ってやってみよ~っと

但し、、、「クリ」の持ち味は絶対損なわないようにね
乞う、ご期待を・・・

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

染料(その3) [塗装のこと]

染料の話の続きです

人のいいオバちゃんにもらった、数々の染料
このまま放っておいたんじゃ申し訳ない
「とりあえず、どっかに使ってみたいなぁ・・・」

思考のあげく、現在製作中のマウスパッドに使ってみる事に
ただ、木達が持つ元の色合いを消してしまう事は憚られるんで
テストで製作中の、焼成タモの仕上げに使用

焼いてブラッシングしたタモに、溶かしたメチレンブルーを塗布
んんん~、黒に深いブルーがのって、何となくいい感じ

0510-002.jpg

但し、軍手をしてても作業後の手はご覧のとおり
まっ、テストケースだし、オイルを塗り重ねて
手につかなくなるといいんだけどなぁ

0510-005.jpg

もしうまくいったら、HPで販売中のマウスパッドに
新商品としてアップされるんで、興味ある方は見ててくださいね

おっと、、、その前に自分で試用してみないとね
何たって、全ての作品は自分の分身だもんね

かわいいかわいい

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

染料(その2) [塗装のこと]

染料の話<の続きです

自分の前に差し出されたのは
上下錆だらけ、品名を記した包装紙は破れかけの缶
見ると“メチレンブルー”って書いてある

以前の日誌にも記したように
自分は机上の知識はかなりあるほうなんで
その正体が、青色染料である事はすぐに分かった
(ちなみにメチレンブルーは、観賞魚の治療にも使用できる)

売っていながら、その正体を全く知らないオバちゃんに
それら染料と、自分が欲しい顔料の違いを説明
さらに、それらが今はどんな形で売られているのかも
棚に並んだ製品を指し示して教示・・・

オバちゃん、やけに納得・感心してくれて
同じようなものをいくつか持ってきた
染料にはあまり興味のない自分だが
見ると、今となってはなかなか手に入りにくそうなのもばかり

自分が興味深げに凝視していると
「どうせ欲しがる人はいないんだからあげるわよ・・・」
思わぬ言葉に、一瞬“ギクッ・・・”
「もらいますから、安くしてください」
「持って行きなさいよ、他にもあるんだけど・・・」
「じゃ、遠慮なくいただいていきます
 でも、他のは、また今度買い物に来た時に下さい」

0507-003.jpg

てなわけで、使うかどうかは別にして以上の収穫でした
オバちゃん、、、ありがとう

自分もオジちゃんだけど。。。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

染料(その1) [塗装のこと]

利用している「さくらのブログ」のサーバー不具合により、5月2日3日と閲覧できない状態になっておりました
訪問くださった方にはご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした

では、本文です・・・・

この間、オイルフィニッシュに多用する
耐水ペーパーを買いに、行きつけの塗料屋へ行った

ついでに、無いとは思ったが
顔料の“イエローオーカー”の取扱を聞いてみた

イエローオーカー(やまぶき色の顔料)は
昔はモルタルや繊維壁に入れて、多用したらしいが
最近は殆ど使う人がいなくなり、非常に手に入りにくいようだ
自分が使っているのも、20年以上前の物で
たまたま、会社が建材屋だった頃の在庫の余っていたものだ

オイルに混ぜて研ぎこむと、奥深い色合いになるんで
自分は黄褐色系の材料の仕上げには多用している
ただ残りわずかになってきたんで
そろそろ本腰入れて見つけないと、って考えて聞いてみた

案の定、「なんですか、それって???」
気を取り直して、とりあえずざっくり説明・・・
すると店の奥の棚の、手の届かないところから
なにやら怪しい缶を取り出してきた

0504-001.jpg

「こんなのは違うのかしら?」
自分よりひと回りほど上と思われる
人のよさそうなオバちゃんがにこにこして持ってきた

・・・続く

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

蜜蝋購入 [塗装のこと]

自分がよく見に行く、木材販売のサイトで
先日、「蜜蝋(ビーズワックス)」を購入

生木地仕上げが好きな人はご存知と思うが
蜜蝋とは、いわば最高級のワックスで
純度の高い高級品は、食しても大丈夫なほど

その名の通り、ミツバチが巣を作るために分泌する蝋状のもので
高級絵具・化粧品・石鹸・蝋燭・・・と、極めて用途は広い
ただし高級品ゆえ、国産の良質なものは高価で
現在では、蜂蜜同様、輸入品(特に中国産)が多いようだ
今回、自分が購入したのは
定価で購入すれば、2万円以上する純国産品

0419-011-2.jpg

依頼を受けている神棚の仕上げで初めて使ってみたが
伸びのよさ・上品な艶・芳香、全て申し分なかった

今後はマウスパッドの最終仕上げにも使おうかと検討中
但し、あくまでワックスなので
オイルフィニッシュの補修の際は
一旦、蜜蝋を拭ってからでないとうまくオイルがのらないようだ

ん~、やっぱり物理的には完璧な物はないんだなぁ
自分が完璧にできるのは、作品に愛情注ぐ事かなぁ・・・

わかってもらえるといいけど

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

2回目のオイル研ぎ [塗装のこと]

製材を終え、やっと綺麗に片付いた工房内で
本来の作品制作に戻れた、、、ふ~っ

現在進行形のマウスパッドは

>床の間のケヤキ  2枚
>ウォールナット  6枚
>肥松       8枚
>焼成タモ     6枚

0416-036.jpg

0416-026.jpg

0416-030.jpg

床の間のケヤキは、以前に記したように
古木なんで、色も風合いも最高だけど
いざ購買となると、ちょっと気が引けるんで自家試用かな?

焼成タモは、できはすこぶるよさそうなんで
とっても魅力的なんだけど
如何せん、焼成時の反りが怖くて
今の時点で反っているやつは
もしこれから直ってきたとしても
お嫁には出せないな~。。。

てなわけで、今回HPにアッぷできそうなのは
肥松のうちの何枚かと、ナットだな
まだ完成してるわけじゃないけど
両方とも、おりこうさんに出来はよさげなんで
仕上げのオイル研ぎをきちんとしてあげて
HPの晴れ舞台に出してあげないとね

アップ済みの作品も含め
優しい、良い方の処へ嫁いで欲しいなぁ~

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/

オイルフィニッシュとの出会い-1 [塗装のこと]

ともです

ハードだった金曜、土曜の出張から戻って一週間ぶりに工房へ
色んな材料の木屑と、塗りかけの作品が放つオイルの香りに、一気に包まれて、自分の居場所である事を確認

先日、タモのマウスパッドを贈った一人からこんな事を言われた
「最初頂いた時に独特なにおいがありましたが
やはり時間がたつと少しづつなくなってくるもので
その時のにおいが懐かしいなあと思います
木目独特のそして愛情をかけていたからこそ生まれるにおいだと思いますが
できればもう一度そのにおいを嗅ぎたくなります
取り扱い説明を参考にして今後かわいがっていきたいと思います」

初めて自分が、今使っているオイルに出会ったのは20数年前
10年勤めた特注家具屋の仕事では、一回だけ注文があったと記憶している
たしか、900πほどのチークのテーブル(もちろん貼り物)で
自分のいた工場の塗師屋が塗ったものだった
机上の知識しか持ってはいなかったが、実際目の当たりにすると
「な~んだ、オイルフィニッシュってこんなもんなんだ~・・・」と、かなりがっくり

「いや、自分が知る限りこんなもんじゃないはず・・・」
てなわけで、机上で見た製品銘柄を指定して、早速塗料屋に頼んでみた
「それってなんですか?」・・・がくっ
考えてみれば、もともと無垢の濃色材用に適した仕上げだから
目の通った貼り物好きの日本になじみのないのは仕方ないか

それでも、とりあえず4kg缶を手に入れて、早速使ってみる
自分の周りには、誰一人本当の工程を知る者はいないから
全ては机上の知識と、雑誌で見たジョージ・ナカシマの作品の風合いを予想して使用
(尊敬する彼の作品の殆どはオイルフィニッシュ、12/03日記参照)
思考錯誤はあったものの、長い年月を経てやっと自分なりの風合いを確立中?

「・・・思わず木を撫でてみたいな、画面じゃくて本物に触ってみたいなって思ってもらえるような表現はできるのでしょうか?」
って、触ったことがある人にしか出来ない疑問を投げてくれたけど
まさに自分が考えてるのもそこのところで
「木」という最も自然で癒される材料を使う以上
デザインや機能よりも、人の六感を刺激するような作品を作りたい

大した進展はないけど、常に向上心をもって
この前のものよりは、魅力的なものを・・・って常に思って作ってるんだけどなぁ
ブログやHPでわかってもらえるといいんだけど

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

木の小物<特注品>承ります
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html

木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケースは
工房とも
http://www.kouboutomo.jp/
- | 次の10件 塗装のこと ブログトップ
アナライザーPC用 アクセス解析PC用 アクセス解析ガラ携帯用

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。