工房にやってきた仲間たち･･･工房に新入り新シーズン＃04

ふた月半ぶりの、表題シリーズ４回目

まずは、同シリーズ１回目で紹介した
自ら伐採した、ソメイヨシノさんの製材風景から



工房へ持ち込む限度、≒700mm弱程の長さに玉切りした材
太い部分は500mm以上あるんで、慎重にチェーンソーの刃入れ
工房内一杯に、桜餅のあま～い香りが立ち込める



無論、まだ何に使用するか分からない段階での木取り
汎用性良く、１寸＆２寸板の２種類に製材、1/3位使ったかな



あるサイトで、ローズウッド調の材君たちを発見
まだこの時は、目利きが未熟で何の材か分からず
サイトショップさんへ仮押さえの上、詳細画像を要求



失礼なことに、他のショップさんにも質問したりして
ようやっと「パオロサ」君と判明、今の流通価と比較すると
1/4くらいかな？５枚程購入で、手元に残るのは確か３枚



こちらは、この時初めて利用した建材サイトのアウトレット
インドネシアンローズ、ことソノケリン君のフローリング材
５部厚でＵＶ塗装済みだけど、目地やエッジ材として使用中



こちらも同建材サイトで購入した、ウッドデッキ材としての
サティーネ嬢で、やはり堅木屋さんのサティーネ嬢に比べると
幾分色は浅めだし、ヒビや木口割れもあるけど、、、全然平気＾＾



これ以上、木口割れが進まないように、ご覧のように
木工ボンドをたっぷり塗布して、完璧に割れ止め
靴ベラやスタンド、マウスパッドに半分くらい使ったかな



今回の最後も建材サイトからで、こちらもウッドデッキ材の
オーストラリア桧こと、サイプレス君を結構な枚数購入
今年３月に紹介した、宅のウッドステージに殆ど使用済み



今回の紹介は、2009年春先頃のことですが、、、
何時になったら、旧シリーズに追いつくのだろうか。。。


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工房にやってきた仲間たち･･･工房に新入り新シーズン＃01
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2016年の瀬に思うこと･･･喜びと悲しみ
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工房で色々作業･･･額縁⇒フェイスミラー変換とシャム柿特注箸

今日は大安じゃぁないけど、、、年に数度訪れる
六曜が崩れて大安～大安の間が10日もあるんで中途アップ
数回前の記事で紹介の、種々四方枠君たちのその後･･･

ＨＰアップ済みのフェイスミラー君達は、四方ペンダントの
単一デザインしかないから、やっぱり何枚かを
新デザインのフェイスミラーとして、仕立て直そう



こんな時のために、裸ん坊で取っておいた
長手妻手異材の四方枠付きフェイスミラー君を参考に



長手側鋭角勾配のフラップと、それを支える支持柱
結構な手間のかかる、角度調整用溝付きの地板を作製



とってもシビアな位置要求の、SUS平丁番を取り付ければ
ご覧のように、ちょっとゴージャスなフェイスミラーに＾＾



そう言えば、、、ふた月ほど前に特注で頂いた
シャム柿製の箸が、セットタイムも十分に取ったんで
そろそろ研削加工を始めても ♪ いいかな ♪

>

箸にできそうな堅木で、目通りの良い端材君たちは
粗取りして、こんな風に材ごとにまとめて保管してあるんで
なかにお気にの子が居れば、すぐに加工できるんだけど



シャム柿君は、残念ながら居らっしゃらなかったんで
ご注文後すぐに粗取りをして、暫しの休眠“ふた月弱”



ご注文者は、とも製箸のヘビーユーザーの方で
今までに２回、10膳以上ご購入いただいただいただろうか
スネークウッド・ピンクアイボリー・チューリップウッド
サティーネ･･･等々、、、今回は黒化しにくく、独特の泡杢が
いつまでも美しいシャム柿をレコメンドして製作



例によって、注文数の倍ほどを製作した後にお越しいただき
気に入った箸君をチョイス頂いているが、何でも･･･
「一度使うと他の箸は使えない」なんて嬉しいお言葉も頂いて＾＾



さて夜も更けたし、仕方ない、四方枠君たちの身体検査
大嫌いなデータ入力でもやるか！やっぱり次回にしよう。。。


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箸試作－４
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ウォールナットの魅力（後編）･･･稀少なウォールナット君たちの紹介

前回の北米産ブラックウォールナット君の続き
今日は著名で、とてもレア＆高価なお二方を紹介

まずは敬愛する、日系二世アメリカ人家具工芸作家
ジョージ・ナカシマ様が愛したクラロウォールナット氏



クラロウォールナットは、あるサイトで見るに･･･
「北米産のブラック・ウォールナットを台木に
　ヨーロッパ産のイングリッシュ・ウォールナットを
　接ぎ木したハイブリッド種である」



だから、皆一様にこんな釣り鐘型をしてるのか！
樹元部分だけで言えば、釣り鐘型こそがクラロの証し
人でもハーフ（混血人）が魅力的なのと同じかも＾＾



濃淡強く深い色合い、奥行きを感じる立体感ある杢目･･･
その魅力を上げればきりがなく、ジョージ・ナカシマ様が
夢中になって、北米中のクラロを収集したのも納得できる
紹介の４枚は、７～８年前工房へやってきた時には
殆ど乾燥していたんで、そろそろ使い頃かな♪



もうお一方は、本年初頃の記事でも何度か紹介した
バストーニュウォールナット君で、その名の由来は
第二次大戦中の、ベルギーのバストーニュの戦いで
敵味方が分らぬほどに、両軍入り乱れた様子の例え



バストーニュは仏語読みで、英語風にバストゥーンと
呼称されることもあるが、ここでは極力正式名で呼称
クラロとの違いは、クラロが言わば人造木なのに対し
バストーニュは老木と言ったところかな？



ビジュアルの違いで言えば、バストーニュには
クラロには通常見られない、多色帯があることと
心材～辺材の境が、クラロに比べて不明瞭なこと



以前の記事にも記してきたが、既に色々なお子を製作済みで
真に端材ベースのもの以外は使い切りで、もう無い。。。



以上２回に渡り、チャーミングなウォールナット一家への
親しみを込め、蓄積してきた知識を披露しました＾＾

「嘘」もあるかもしれません、話半分で･･･


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今回記事のバストーニュウォールナット製もあります
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ウォールナットの魅力（前編）･･･普通のウォールナット君たちの紹介

以前に、縮みが美しいバストーニュウォールナットの
マウスパッドをご購入の方から嬉しいご依頼
※バストーニュ･･･は、次回紹介します



元々、ウォールナット君がお好みなのか？
BTWNのマウスパッドが、よほどお気に召したか？
は、知る由もないが･･･



一度に、横型ティッシュケース、ペン立て、ペンケース
全てウォールナットのお子達で、ご注文をいただいた



今はすべて使い切って、残ってはいないが
かなり前に、数枚まとめて購入した
白太（辺材）混じりの、幅広板目のインチ板



ウォールナット木取りの王道、板目木取りで
決していい杢ではないが、･･･らしい材だったなぁ



マウスパッドやペンケース･･･のプロパー品に限らず
特注でインシュレーターなんかも作ったっけ
※インシュレーター：オーディオ機器を振動から守る緩衝材



数度目の購入では、幅広厚板短尺材を５～６枚
白太こそないものの、柾目あり板目ありで
木取りはまちまち、耳もあちこちついて真に端材



前述のように、柾目取りはまれなウォールナット君
確かに彼の板目は美麗だが、レア柾目に挽いたおかげで
ご覧のような、珍しい縮み材もあってGOOD



木地作製の時は、薄い縞模様状で目立たない縮みだが
オイルをひと塗りすると、ご覧のようにキラキラと豹変



色はあくまでナット色でも、杢目は栃か楓かマホガニか
刃物の入れ方ひとつでこんなにも違う面持ちの材君たち

木取りに後悔もあるけど、、、皆とってもチャーミング


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材料（その１）ウォールナット他
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続けて四方枠の製作②･･･象嵌～枠組み～簪～完成

前回の四方枠製作の続きですが、、、回想記事なんで
相変わらず製作中のフォトが少なく、お子達の紹介がメイン

先行で埋め込んだストライプ象嵌の枠材達を留め型にカット
ひと月ほど前に記事にした際と同様、四方枠接着組み後
接着剤の効き代を考慮した溝に、簪（かんざし）を挿入圧着
※木工の簪：接合部の割れやずれを防ぐために埋め込む異材



枠と共材で目立たない簪、反対に異色材を使用して
装飾的な要素を含んだ簪もあったりして･･･



一週間後プレスを外したら、ベロを手鋸で切り落として
鉋でひとなめふたなめして、枠材面一に研削



余った材どうしを、長手＆妻手に使用した長方四方枠
長手はパープルハートさん、妻手はアフリカマホガニさん
色白が際立つ簪は、ヨーロピアンビーチ君

<

紫色パープルハートさんに、白肌色ヨーロピアンビーチ君を
２線ストライプで埋め込んだ小さな正方四方枠



上記と反対に、黄白色のエノキ君に、パープルハートさんを
埋め込んだＡ４大の四方枠、２線ストライプの邪魔をしないよう
簪は目立たない枠共材をサクッと埋込



初めての試み、簪まで埋め終わってから、対角２コーナーに
45度の２線ストライプを埋め込んだ四方枠



気品あるパープルハートさんの紫色に
自分が知る限り最も鮮かな黄色材、ペクイア氏を象嵌



工業デザイナーじゃぁないから、垢ぬけていないけど
既に、気に入られて嫁いでいったお子もいるんで、、、

まっ、こんなもんでしょ＾＾


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フォトスタンドとフェイスミラーの製作①･･･枠材選定と四方枠組み
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