またまた抽斗箱②・・・柄(箱部)と抽斗の組込 [木工のこと]

3基分の、天板~側板2枚~地板~背板の加工を終了
小穴と片胴付きの仕口で、箱組の開始

柄後部の矩板(直角)は、背板で粗方決まるが
存外見落としがちなのが、前開口部の矩板(直角)
些少な狂いでも、抽斗の仕込みに支障が出るので
ご覧のように、対角にハタガネかけて微小修正

20170207_01.JPG

小穴内部まで、接着剤が乾くほどに放っておいたら
次は、フローリング端材から木取ったイペ君の濃色部材に
構造材を接着した、厚板状の幅木を取り付け
後々、留めの内切れ(45度の内側が空いてくること)
のないよう、ビス以上に効果のある隅木を圧着

20170207_02.JPG

今回の抽斗部材は、数年前に自分で伐採した黒松君
総柾とはいかないが、目通りは良くとっても素直

20170207_03.JPG

鉋も一丁だけで、抽斗箱3基分全ての抽斗の
側(左右)と先側(奥・さきがわ)をつるっと研削

20170207_04.JPG

本丸は、揉めにもめたバストーニュウォールナットさん
当然両逆目なんで横摺りしないとダメかな?と思いきや・・・

20170207_04-5.JPG

材が良いのか、腕が良いのか?、ご覧のように
平鉋2丁で、抽斗前板3枚の両面をツルピカに^^

20170207_04-6.JPG

それぞれの裁断と、擦り桟用の溝や組込の仕口を終えたら
塩ビフィルムを貼った底板を定規に、隙間なく組み立て

20170207_07.JPG

特殊用途の最下段抽斗はご覧のようにほとんど“箱”
柄同様、直角に充分注意して定盤上で圧着組み立て

20170207_08.JPG

こうして記事にするとアッと言う間のことだけど
どうしてどうして、、、結構な時間をかけているんです。。。

つづく


「にほんブログ村」の「木工」ランキングに参加しております
宜しければ、下記ボタンのクリックをお願いします


にほんブログ村

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
<お勧め関連記事>
工房に新入り-33・・・バストーニュウォールナット
http://koubou-tomo.blog.so-net.ne.jp/2012-04-24
工房に新入り-38・・・いろんなお方が仲間入り
http://koubou-tomo.blog.so-net.ne.jp/2016-07-2
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
木の小物<特注品>
http://www.kouboutomo.jp/kouboutomo/tokutyu-index.html
木の小物の「駆け込み寺」、多岐にわたるご要望に応じます
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
工房とも<木の小物>
http://www.kouboutomo.jp/
木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケース・木のポケットティッシュケース
木の額縁・木のフェイスミラー・木の決裁箱・・・
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

アナライザーPC用 アクセス解析PC用 アクセス解析ガラ携帯用

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。