木材の仕上げ-3 [木工のこと]
ともです
1回目、2回目と続いた「木の仕上げ」の(3回目)です
長くなってすみませんが、折角の機会なんでもう一言
前回の作業工程で、途中3回清水をあてているが、これが結構重要で・・・
鉋でもペーパーでも、木はどんな仕上げを施してあげても
必ず目には見えない小さな毛羽立ちをしている
つるつるになった材料でも湿気ると、ざらついた感じになるのはこのためである
清水をあてずに次の仕上げを施しても
前からある毛羽を多少小さくする程度で、取りきることは出来ない
そこで、清水をあてる事によって、強制的に毛羽を起こし
毛羽の起きたところで、より切れる刃物・細かなペーパーをかける事によって
少しでも毛羽を少なく、小さなものにする事を目的に清水をあてる
特に自分のように、オイルフィニッシュで仕上げる者にとっては
(オイルフィニッシュは、「拭き漆」同様、最も優れた下地が必要と言われている)
欠かす事の出来ない工程で、手を抜くと思った通りの風合いにはとうていならない
最後に机上の知識だが、木を剥ぐ際(巾方向を接着する際)
最も接着性能はいいのは、手鉋仕上げどおしだそうだ
(以前に読んだ、木材工業会?の資料に載っていた)
どんな細かなペーパーかけを行おうと、手鉋の平滑性にはかなわないらしい
どんな材料でも、スパッと思った通りに一発で仕上がる鉋はないかなぁ~
んな事考えるより、もっともっと頭使って、腕を磨かないとね
それにしても、木工は奥が深すぎる・・・だから楽しい~
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