木材の仕上げ-2 [木工のこと]

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ともです

お待たせしました
前回(1月17日)のつづき(2回目)です


確かに適正な番手のペーパーをかければ木肌はぐっと良くなる
但し所詮刃物ではないので、平滑性・通直性を失い
全体的に丸みを帯びた感じになり、必然的に面のきれが悪くなる

特に自分のように、切り面(45度に削った面)が大好きで
必要のない部分にR(アール・丸み)を使用しない場合
ペーパーかけで、必要ない部分に丸みを与えてしまうのは
最も気をつけなくてはいけないと感じてる
ちょっとした事だが、不要な丸みは全体的な質感をぐっと下げてしまう

自分はペーパーかけも、鉋かけと同じと考えて向かっている
少量とは言え、一度ペーパーを上下すれば木は削れてしまう
刃物の鉋を握っているのと同じ感覚で、ペーパーを動かす
これで少しは、ペーパーの鉋に劣る部分を補えると確信している

全ての作品で施行方法は違うが、代表的な自分のオイル下地までの工程をあげると

>材料木取り
>プレーナー
>裁断&細工
>清水ひき
>手鉋かけ(材料によって鉋を使い分け)
>面取り鉋かけ(切り面・丸面)
>どうしても取りきれない逆目等に、部分的に鑿削り or #100ペーパー
>清水ひき
>#180~#240ペーパーかけ(あて板使用・材によって番手選択)
>清水ひき
>オイルフィニッシュ工程へ

10数年の家具屋の経験と、オイルフィニッシュに耐えられる下地の考察の中で
自分なりに確立してきた事なので、成否は判断しかねるが
これで何とか、自分なりの最終仕上げ風合いにもっていくことができるようになった

・・・次回へつづく

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