工房にやってきた仲間たち･･･工房に新入り新シーズン＃01

ここ≒10年間、とにかく色んな仲間たちがやってきて
新しい工房の住人となり、未だそのままで居る者
形には成ったものの、ストックとして安眠しているお子
幸いにも誰かの下へ、巣立っていった沢山のお子たち･･･

今までどのくらいのお子達がやってきたのだろう
過去記事で、40回近くは紹介してきたが
自らの整理のためにも、今後は通常の記事の間に
古いフォトをくまなくひっくり返して回想

10年以上前で、購入した頃のフォトはないが
2005年頃、和タモの寸五（50mm弱）程の厚板を
１立米購入、確か11万円くらいだったような･･･
板柾混在で、今でも半分弱は残ってるかな



パドウクと呼称される、アフリカカリンさん
こちらはもっとずっと古くて、30年以上前
新木場まで行って、縞黒檀・本紫檀・本ローズ･･･等々
他の堅木君たちと一緒に、初めて購入した
マウスパッドや靴ベラに何度か使用



こちらは、いつものショップで購入した
敬愛する、ジョージ・ナカシマが多用した
アメリカンブラックウォールナットの幅広板数枚
安かったけど、白太いっぱいで木取りに苦労したっけ
本当に色んなお子に全部使いきって、、、今はもうない



ウォールナットと同時に購入し、初めて手にした
鮮紫色のパープルハートさん、ご覧のように
揉め部で逆目が深く、何を作るにも苦労の連続。。。



もう一つ同時購入した、油分とろとろの肥松さん
薄板厚板混在で数枚あったけど、杢目の美しい
薄板はマウスパッドで使用済み、厚板は確かまだある



今は亡き、宅の前にお住いのご主人から頂戴した
床の間を飾っていた欅の薄大板、木取は難しかったけど
杢目が美しく、マウスパッド等に全部消費
うち１枚は、今もここでマウスパッドで活躍中



昨年大晦日の記事で、フォト紹介した
自分で伐採に行った、ソメイヨシノさんたち
杢目は今一つだが、色が美しく風合いは抜群なんで
プロパー、特注を問わずかなり使用



ソメイヨシノさんと共に持ち帰ってきた黒松君
工房内の造作や台車架台、抽斗側板にすべて使用



こちらが30年程前の最古参、購入したのではなく
母の友人が改築する際に、切ってほしいと頼まれ
チェーンソー片手に伺い、自ら伐採してきたクリの木さん
こちらも、ほぼマウスパッドに使用済み



ちょ～っと待った～、もっと古いのがあったっけ
35年前注文家具職人だったころ、工場の近所に
野ざらしになっていたのを、ひと山で買ってきた
ケヤキ・ハンノキ・エノキ・シデもあったっけ



注文家具屋セールスエンジニアだった頃、懇意にしていた
材料屋さんから購入した、チーク似の厚板リンパガも･･･

古いことを思い起こすときりがない。。。
でも、こうして記しているといい想い出かも＾＾

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工房とも＜木の小物＞
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木の小物・木のマウスパッド・木のペン立て・木のペンケース
木の靴ベラと靴ベラ立て・木の裁ち定規・木のフォトフレーム
木のティッシュケース・木のポケットティッシュケース
木の額縁・木のフェイスミラー・木の決裁箱・・・
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コメント 2

昔山を散策したときなどに見かけた倒れた木や切り株などは
工房ともにかかると良き部材に変身出来たのでしょうね♪
というかそんな木を見るとあれはあんな風に使えるとか
いう眼で見つめていたのかもしれません(^.^)

ひとつひとつ丁寧に仕上げていくといろんな思い出が刻み込まれ
そんな昔の原木を見るだけで仕上がりまでの過程が甦るのでしょうね♪
良いお仕事をされて幸せそうで何よりです(*^^*)
正直羨ましすぎますが、本当はそれだけではない苦労もあることでしょうね。
by しゅわっち (2017-03-02 17:47) 

しゅわっち様、いつもありがとうございます
「･･･あれはあんな風に使えるとか、という眼で･･･」
図星です、割り箸を捨てることさえ躊躇ってしまいます
全てのお子達へは、息吹を吹き込むつもりで製作しています
宅に自分の書斎はありませんが、自分には工房があります
羨望いただき恐縮ですが、工房で一人過ごす時間は格別であり
何にも代えがたい至福のひと時で、贅沢だと思います
苦労なんかありません、言えません、罰があたります


by 工房とも (2017-03-03 08:08)