特注箱物２件のご注文③･･･板材の分決めのと中仕上

材の選定・粗取りも終了、本格的な木取りと板接ぎを開始

まずは、抽斗箱の抽斗側板に使用する桐材の集成
50年以上前の、母の桐たんすを解体した際に取っておいた
桐材を使用適正厚になるように、厚みの接ぎ作業



時間をかけたプレスを外したら、ひとしきり鉋掛け
本来なら桐材のような軟材は、七分勾配程の
刃の寝た鉋を使用すれば、真につるっと仕上がるが
※通常の鉋は八分勾配、八分＝8/10のこと



堅木主体の家具屋出身で、自作以外持参してはいないが
むしろ刃の立った、九分や一寸勾配の鉋を好み
逆目深い堅木や、目のもめた材を得意としているから
･･･思うように、削れてないかも。。。



抽斗の仕込みの際に、今一度削るんだから良しとして
次は、ブックマッチに木取ったタモ君、抽斗箱側板の接ぎ



オープン棚板用に木取った板目ウォールナット君の接ぎ



抽斗箱前板用の、ウォールナット君柾目取り材の接ぎ



刻み（切断加工）後の材君たちを並べてみると、、、



オイルを吸えば深い色に染まって、きっと凛々しい♬



こちらは抽斗内の底板に使う材で、結構高価な
チーク調の塩ビフィルムを貼った積層材



最後にもう一つの特注品、ペンケースさんに使う
材君たちも刻んだ状態で並べて見よう
赤茶＆黒茶、それぞれにランダム杢目が美しい



さてと刻みは終了したんで、次は加工だな
すでに手の加わった材なんで慎重にやらないと･･･


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コメント 2

並んだ材さんたちを眺めてみると何となく楽しみですねぇ♪
あ、いやどうするかは一切解りませんが(^^;
オイルで表情がだいぶ変わるのでしょうね。
というかオイルという存在自体を
こちらで初めて知った次第ですが(^^;
特に最後のペンケースさん、どうなるかなぁ(^.^)
by しゅわっち (2016-11-30 07:41) 

しゅわっち様、いつもありがとうございます
オイルフィニッシュは、木のテクスチュアをきちんと残し
合わせて、木に息をさせてあげられる唯一の仕上げで
西欧での歴史は古いですが、手も時間もかかりますし
綺麗好き、新品好きの邦国では受け入れられませんでした
色々試しましたが、オイルに優る仕上げはないと考えています
但し、同風合いを維持するには、後々のメンテが必要です
引っ張って申し訳ありませんが、段々と形になりますので
もう何回かお付き合いをお願いします。。。


by 工房とも (2016-11-30 14:43)