色んな材でペンケース－９･･･１年半ほったらかし材で製作

１年半ほど前に、部材加工まで終わっていた
ペンケースさんたちが、やっと日の目を見ることに･･･



特注品や、品薄なプロパー品の差し込み製作が続き
ご覧のような状態に、厚手のバスタオルをかけて“年眠”以上



きちんと養生してあったから反りも捻じれもなし！
まずは４方枠の組込、油っ気多い材さんもいるから
脱脂して、個々の材さんに見合ったボンド数種で接着



趣味ならでは、たっぷり一週間以上の圧着を外したら
長台鉋で表裏の平面出し、工房内で最も信用性ある平面
プレーナー定盤上で、髪の毛１本以下の隙間まで擦り合わせ



次は、これもまたきちんと平面の出た底板をプレス
続けて、けんどん蓋の引掛け部材を矩板に注意してプレス
※矩板：かねばん・直角のこと
※けんどん：そば屋の岡持ちのように、蓋を片方に引掛け
　　　　　　反対側へ滑らせて、蓋を開かないようにする手法



さてと、出来を左右するけんどん蓋の仕込み
作業性良くガムテープをつまみ代わりにして長台鉋で仕込み



木地加工最後は、仕込みの終わったけんどん蓋に
指かけ板をプレス、接着位置がとってもシビア。。。



けんどん蓋の指かけに、補強の子ビスを揉んで
清水打って、最後の仕上げサンディングで終了
～したら、すぐに木たちの息吹を休めるために
１回目のオイルは、間髪入れず速攻塗布



１か月以上かけてオイル施術を終了したら
皆して、こ～んな凛々しいお姿に＾＾

東南アジア内地の貴公子「シャムツゲ」君



南米の若娘「ブラジリアンチューリップウッド」嬢



インドネシア生まれのローズウッド「ソノケリン」氏



最後は、、、例によって大嫌いなデータ作成と撮影



１年半もほったらかした上に、製作にも数か月で
皆には申し訳ない限りだけど、、その分！
後々、わがまま言わないお子たちになったかも♬

て言うことにしておきます



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コメント 2

２年！がかりで生まれたお子さまたちですね♪
ソノケリン氏はなかなかダンディーで
ブラジリアンチューリップウッドは確かに元気なお嬢様(*^.^*)
雰囲気が伝わってきますね(^.^)
by しゅわっち (2016-11-14 05:37) 

しゅわっち様、いつもご来訪をありがとうございます
ご理解いただけるか分かりませんが、木たちが可愛くて仕方ありません、プロパー（既成）品と言ってもサイズが全く違うのは、全て材に無駄を出さぬよう製作しているからです、だから自分の木工には殆ど端材が出ません、出ても箸やストラップになります
そういう目で見ていると、木たちが子供のように見えてきて、自然と擬人化してしまいます、完全に「おたく」ですね。。。
でも、、、ご理解いただけて嬉しい限りです＾＾


by 工房とも (2016-11-14 08:03)