木工の醍醐味?泣きどころ?・・・逆目 [木工のこと]

5~6年前に製作した、ケヤキのマウスパッドをご購入頂いた
HPの詳細ページにも、多少のプレーナ跡
要は「逆目」が残っている事は明記していた

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昨今の製品には殆どなくなったが
日々が勉強の木工作業の中、過去の製品には
後で凝視すると、どうしても後悔が残る

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その中でも、圧倒的に数が多いのが「逆目」要因
上のピンクアイボリーのように
プレーナレベルで、甚だしいものもあれば
オイルの最終仕上げまで、分からないような小さなものまで

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上のパープルハートは、縮緬杢が顕著で
通常の鉋掛けは全く受けず、横摺りで対処
横摺りは逆目を止めることは出来るが
木肌が甚だしく荒れてしまう

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結局、刃物の最終仕上げとしては
直角近くに立てた、鑿による削ぎ落とし
横摺りでついた鉋境や、小さなプレーナ堀を削り落とす

20101210-023.jpg

ただ、自分の大好きな超堅木、全てがそうとも言えない
キング「スネークウッド」様なんかは
世間では、金属と同じ加工が必要・・・とか囁かれるが
自分はご覧の通り、最終仕上前は鉋
それも八分勾配の通常の鉋でOK
角度の深い逆目以外は、これで何とかしている

やはり「木工」の醍醐味は刃物との葛藤
プレーナーや昇降盤での加工の後
いきなり、ベルトサンダーやペーパー掛けを
してしまうなんて、信じがたい、、、いや「もったいない」
よく手入れした、研ぎ澄まされた刃物で
ツルッっとしてあげるのこそが「木工」の醍醐味


・・・と、思うんですけど
・・・多分、反論が多いですよね
・・・悪しからず

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お勧め関連記事
2008/7/16 「初めてのパープルハート加工(その3)」
http://angel-kitcen-kiki.sblo.jp/article/17048412.html
2009/9/25 「プレーナーの手入れ-1」
http://angel-kitcen-kiki.sblo.jp/article/32413662.html

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